クロストーク
ウヌマで働く人たち
社長×若手社員チーム
社長×若手社員チームでは、「ウヌマで活躍する人とこれからの建設コンサルタント業界」を大きなテーマとして、鵜沼社長を中心に若手社員たちが語り合いました。建設コンサルタントの未来、という壮大なスケールに頭を悩ませつつも、それぞれが描く未来の秋田、そして日本の姿をビジョン化していきました。
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聞き手役
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鵜沼順之
代表取締役
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トークメンバー
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H・F
事業部 -
T・W
経営管理室 -
Y・H
事業部

ウヌマで活躍する先輩たち

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鵜沼
ウヌマで活躍している方はたくさんいますが、皆さんはどんな人が成長して活躍していくと考えますか?
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H・F
私は業務や分野の垣根を越えてコミュニケーションができる人だと思います。普段の「週末なにしてた?」なんていう会話は、お互いの見識を広げる糸口になると思うので大切ですね。
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T・W
「自分の意見を発信できる人」はいいなって思います。私はこれから入社する若い方の新鮮な意見や価値観も取り入れていきたいので、自分の意見を持つことが大事だと考えます。
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Y・H
私は建設コンサルタントとは異なる分野の大学出身だったので、最初はどう意見を言い、何を知るべきかが課題でした。ですから、学ぶ姿勢を大切にしてきました。自分の意見を持ちながらも柔軟に学び、話し合うことで活躍できる人に成長すると思います。
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鵜沼
確かに最初は「何がどこまで分からないのか」を素直に伝えられれば、お互いスムーズに仕事ができるね。私は活躍できる人は「好奇心」のある人だと思っていて、好奇心があれば情報を集め、考え、自分の言葉で話せると思う。情報が溢れる昨今、その力がまさに大事。例えば就職活動では、企業が発信する良い面だけでなく課題まで調べてこそ納得できるのではないだろうか。今や知識や技術はパソコンが補ってくれるから、好奇心が大きなアドバンテージだね。
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鵜沼
次に皆さんが「仕事で大切にしていること」を伺いたいです。私は「想像力」だと思っていて、受注時に完成形がイメージできたり、仕事が大変なときに「3カ月後には乗り切っている」と前向きになれたりすることも想像力の一つだと思っています。
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T・W
私自身まだ勉強中ですが、どんな時も「礼儀正しさ」や「マナー」は大切だと思っています。
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Y・H
私は「お客様と信頼関係を築く力」ですね。例えば、打ち合わせのときに、資料の内容を一方的に伝えるより、いろんな話題や意見を交えて会話した方が印象が良いですよね。そのための基本は「報連相(報告・連絡・相談)」。これができないとお荷物になってしまう!と感じているので気を付けています。
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鵜沼
報連相は確かに大切です。特に災害時には日々できていないことはできないからね。
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H・F
そうですね。ウヌマが力を入れている「災害業務」では、臨機応変さも大切だと感じました。国土交通省とのやり取りや、被災地で行う作業など、難しい場面で「自分が行きます」と行動できるようになりたいと思っています。
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鵜沼
皆さんが基本的なことをとても大切に考えていて良かった。人間力や好奇心があれば、入社時点で専門知識やリーダーシップがなくても大丈夫。環境に応じて柔軟に役割を変える力が大切ですね。
建設コンサルタント業のこれから

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鵜沼
今は技術の進化が早いけれど、今後必要となってくる知識や技術についてどう考えていますか。機械化で肉体労働が減る一方、頭脳労働は増えることでしょう。地域で突出したウヌマの技術力なら、幅広い提案ができ、時代の変化に立ち向かえると思っています。
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T・W
昨今は、DX化(デジタル技術の活用)やBIM/CIM(3Dモデルを活用した建設生産・管理の効率化)の進化が目覚ましい。これからは、こうした最新技術に興味を持ち挑戦できる人が有利だと思います。
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Y・H
建設業の技術は10〜20年前とかなり変わっていて、将来が予想できません。図面作成が完全自動化されたり、業種自体が変化したりするかもしれない。新しい知識や仕組みを受け入れる姿勢が大事です。
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鵜沼
その通りで受け入れる姿勢、学ぶ姿勢がないと知識も技術も未来が明るくないですね。
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H・F
逆に、業界の歴史や過去への関心が役に立つこともあると思います。例えば、道路や川が災害でどう拡幅、改修されたのか。なぜその場所に作られたのか。事業背景を想像すると知識が膨らみます。
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鵜沼
今の県庁所在地が安定して機能しているのも、自然災害や戦争に強い土地が400〜500年前に選ばれたからかもね。過去と未来に関心を持って学ぶ姿勢が大切ですね。
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鵜沼
そして今私が懸念しているのは「人口減少」です。秋田県の人口は約90万人。全国の年間出生数は80万人を割って、私が若い頃の約300万人から急速に減少しています。皆さんはどう考えますか。
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H・F
少子高齢化が進んでも、物流関係の工事需要は続くと思います。宅配サービスを支えるにも主要道路は欠かせません。でも、将来ドローン配達が主流になったりしたら、どうなるか心配です。
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T・W
人手不足の課題はあるので、AIやドローンのような最新技術を上手く取り入れ、人の仕事と調和させる方法を探していきたいです。
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鵜沼
そうですね。コロナ禍では非対面を余儀なくされて「オンライン飲み」って言葉が流行ったけど、やっぱり人々はリアルのつながりを求める。ただ、整備の質や規模が変わるだろうね。
将来ドローン配達のようにサービスが進化しても、対面交流を支える最低限のインフラは不可欠だと思っているので、そうなると過疎地域のインフラ整備は課題ですね。自治体の過疎化が進めば地方交付金も減少し、財政難の市町村は合併やコンパクトシティ化を迫られる。その流れで公共事業が縮小すれば、建設コンサルタント業界でも企業連携や統合が進むと思う。 -
Y・H
統合や連携をしても、第一はお客様ニーズに寄り添うことだと思います。DXの普及やBIM/CIMの義務化も、ニーズの変化がきっかけでした。ただ、進化には技術者や新しいスキルが欠かせません。人材とリソース配分の計画が重要です。
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H・F
お客様の求めるレベルを見極め、実情と整理して提案するのは、これからも人の役割ですね。
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鵜沼
きっとテクノロジーの進化で、建設コンサルタントの役割が変わることになるでしょう。各社が同じAIと仕様書を使えば似た計画や設計が出てくるはずで、将来的にはそれをお客様自身が行うかもしれません。そうなると仕事の中心は、計画をもっと高度に取捨選択する「判断」になりますね。発注ごとに複数案を用意し、お客様の希望、金銭面、緊急性、現場状況といった条件を整理して、最適な計画を見極める……この「フィルター能力」を今以上に進化させる必要がありますね。
秋田の未来をより良くするために

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鵜沼
ウヌマが地域に貢献していくために、私はインフラの役割や意義を子供たちにも伝えていけるといいなと考えています。我々にできることはまだまだたくさんあると思うのですが、皆さんはどんな地域貢献を考えていますか。
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H・F
一番は災害対策です。本社が秋田市のウヌマは、地域の急な依頼に即対応できます。県外に本社がある企業では、意思決定に時間がかかることもあるでしょう。地域密着企業として協会の災害協定などと連携し、災害対応や復旧支援を先導したいです。
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Y・H
2024年に秋田県で発生した豪雨災害対応でもそれを実感しました。国の災害対応では、総合指揮を執る東北地方整備局が、発注者に状況報告を求めます。ウヌマは発注者から緊急要請を受け、被災現場に急行したり、ドローンを飛ばす対応にあたりました。地域密着の機動力が活かせたと思います。
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T・W
秋田県は2022年から3年連続で深刻な豪雨災害に見舞われ、雨や河川への対策は喫緊の課題です。日頃から危険箇所の情報を集め変化に気を配ることも、地域貢献になるのではないでしょうか。
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鵜沼
そうですね。大前提として災害は起こらない方がいいけれど、災害対応は地域コンサルタントの重要な機能。ウヌマはこの分野で地域をリードできるし、実際に高い評価をいただいています。今後は様々な分野で効率化を求める声が増えたり、ライバルだった企業とチームを組んだりする変化が訪れると思いますが、状況に柔軟に寄り添う姿勢が大切ですね。
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H・F
あとは地域道路の設計でも貢献できます。完成後の利便性や安全性を考慮して使いやすい道路を増やせば住みやすい街になります。
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T・W
守るべき地域施設を維持する仕事もありますね。
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Y・H
建設コンサルタントの役割を発信することでも貢献できると思います。人口減少や高齢化が顕著な秋田では、インフラ維持や災害対応に若い担い手が必要です。ウヌマでは大学の講義やドローン体験会を通じて業界の魅力を発信しています。こうした活動で業界に興味を持つ人が増え、担い手が育てば、未来が変わるかもしれません。